スロヴェニアの魅力

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スロヴェニアの面積はEU内で4番目に小さい。それにもかかわらず様々な地理的特徴がある。にぎやかな首都リュブリャナで香りのいいモーニングコーヒーを一杯、その後でアドリア海沿いの港町ピランでベネチア建築と地中海の雰囲気を味わいながら釣れたばかりのシーフードのランチ、夜はユリアンアルプス山脈の美しい眺めの部屋で一泊いかがですか。
スロヴェニアには、それぞれの地方料理によって区分された24の地域と、14のワイン地域があり、一年中あちこちでフェスティバルが行われ、文化イベントや体験が楽しめる。都市の国際色漂う雰囲気と地方の温かなもてなしや歓迎、美しい自然の魅力がミックスされているところ。そう、それがスロヴェニア。 
 
興味深い歴史

1991年に独立国家となったスロヴェニア。それ以前はユーゴスラビアの一部であった。スロヴェニアの地には原始時代から人が住んでおり、それは多くの遺跡から分かっている。ローマ時代の多くの商業街道がこの地を経由し、その街道沿いに現在も残る町々が建設された(エモナ-リュブリャナ、ペトビア-プトゥイ、ツェレイア-ツェリェ)。
6世紀には、スロヴェニアの領土へ西スラブ民族が移住。7世紀には最古のスラブ独立国家カランタニヤが形成された。11世紀以降はスラブ人が住む領土が次第に小さくなり、15世紀頃には現在のスロヴェニアの領土とほぼ同様になった。この時代に、修道院を含む宗教施設が建設されている。スロヴェニアの大きな特徴は、今でも残る無数の丘の上に建つ教会ともいえる。封建時代には、現在のスロヴェニア領の大部分がハプスブルク領に組み込まれていた。
18世紀末と19世紀初期には、ナポレオン戦争がこの地にまで及び、イリュリア州が成立。その後、スロヴェニアは再びオーストリア・ハンガリー帝国の一部となった。第一次世界大戦後、オーストリア・ハンガリー帝国が崩壊すると、セルビア人・クロアチア人・スロヴェニア人王国が建国された。
第二次世界大戦後、スロヴェニアはユーゴスラビアの州国の一つであったが、1991年にスロヴェニアは独立を宣言。2004年にEUに加盟し、2008年にはEUの議長国を務めた。


  

一年中楽しめるスロヴェニアの気候

アルプス、地中海、パンノニア平原、カルスト現象がよく見られるディナリド山地。これら4つの大きな地形の出合う所にスロヴェニアはあり、快適な気候に恵まれている。温帯気候に位置し、アドリア海からの南西の風が適度な湿度を含んだ空気を運んでくる。
スロヴェニア南東部は地中海性気候に属し、その特徴は暖冬と晴れ日が国内最多であること。典型的な地中海性気候と比較すると気温はやや低く、そのおかげで夏は過ごしやすい。ポルトロージュの7月の平均気温は22.5
である。スロヴェニアの大部分は、冬の激しい寒さと夏の暑さを特徴とする内陸性気候。リュブリャナの7月の平均気温は21。高山地方はアルプス性気候で、その特徴はスロヴェニアでの最低気温と多い降水量で、冬には雪が積もる。
観光には二つのハイシーズン、冬と夏がある。観光客が最も多いのは夏。夏の温度はずいぶん高いにも関わらず、日本ほど湿気が高くないのでもっとすごしやすい。ユリアンアルプス(ブレッド湖、ボヒン湖)では夏でも夜に涼しくなるので、長袖シャツや薄めのカーディガンがお勧め。
9月に温度が少し下がり、とても快適。10-11月は秋に入り、紅葉が美しい。温度はまだそんなに低くないですが、雨の日が少し増える。12月から3月まではもう一つのハイシーズン、特にウインタースポーツが好きなお客さんに大人気の冬である。海岸では冬になっても昼間に10度くらいであるが、アルプスの地方の温度はかなり低い。3月からまた温度が上がる。4月の天気は変わりやすい上、雨の日が比較的に多い。しかし、4月下旬からは温度が快適で、気持ちいい日々がとても多い。

  

街、文化、地方、料理を探検

スロヴェニアの人口は200万人。その約3分の1は、都市部や人口1万人以上の町に住む。スロヴェニアの大都市も世界の都市と比べれば小さいが、その建築や豊かな歴史、郊外の自然という特徴で観光客を驚かせている。首都リュブリャナは、国内の多くの歴史ある町と同様、古城の建つ丘の下の川沿いに広がる。最も有名なリュブリャナ出身の建築家ヨジェ・プレチニックは、ウィーンとプラハでも活躍していた。この他の文化都市としては、世界最古のブドウの木のあるマリボル、ユニークなカーニバルで知られるプトゥイ、蛇行するクルカ川沿岸のノヴォ・メスト、スロヴェニア最古の演劇が行われるシュコフィヤ・ロカ、水銀山とレースで知られるイドリヤなどがおすすめ。特に夏には、国内数多く町でフェスティバルが行われ、地元の人や遠くから訪れた観光客を楽しませている。また、2010年はリュブリャナが『世界本の首都』に、2012年にはマリボルが隣接の町と共に『ヨーロッパ文化首都』に指定される。

フェスティバル:まずはリュブリャナとマリボルから

スロヴェニアはフェスティバルの国。特に首都のリュブリャナと第2の都市マリボルでは、人気あるフェスティバルが行われ、夏には数多くの楽しみを提供している。

夏のリュブリャナの魅力は、様々なフェスティバル。その1つは優れた質の高い演奏が堪能できる音楽コンサート「リュブリャナ・フェスティバル」。また、伝統ある素晴らしい「ジャズ・フェスティバル」も開催され、民族音楽とワールドミュージックの祭典「ドゥルガ・ゴドバ(Druga godba)」では、毎年このジャンルの名スターが生演奏する。リュブリャナとスロヴェニアを訪ねる多くの人々は、国際ストリート・パフォーマンスフェスティバル「アナ・デセトニツァ(Ana Desetnica)」も楽しめる。秋には、国際演劇・ダンスフェスティバル「ムラディ・レヴィ(Mladi Levi)」、国際映画祭「LIFFE」、さらに、国際現代芸術フェスティバル「シティー・オブ・ウーマン」も予定されている。世界中で知られる国際グラフィックアート・ビエンナーレは、ここスロヴェニアの首都で1955 年から隔年開催されている。

2012年、マリボルは隣接の町と共に『ヨーロッパ文化首都』に指定される。このマリボルではヨーロッパ最大のサマーフェスティバルのひとつである「レント(Lent)」フェスティバルが行われ、毎年400以上のイベントを50万人もの観客が楽しむ。夏には国際操り人形フェスティバルが、秋にはジャズと民族音楽の祭典「イズズベン(Izzven)」が開催される。マリボルの最もユニークなフェスティバルは、樹齢400年の世界最古のブドウの木を祭る「オールド・ワイン・フェスティバル」である。

他のスロヴェニアの町でも、有名な国際フェスティバルが行われている。ブレジツェとラドウリツァの「オールド・ミュージック」フェスティバルでは、数百年前に作曲された音楽が幻想的な雰囲気の中で演奏される。また、クラシック音楽フェスティバルも大変人気であり、ピランで行われるフェスティバル・タルティーニとスロヴェニアでも特にロマンチックな場所として知られるブレッドのフェスティバル・ブレッドがある。

  


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